203日目
- 筆者
- 2022年11月14日
- 読了時間: 3分
私は5:50頃起床。昨夜は0:30頃就寝。
奈津子は5:20頃起床。昨夜は21:30頃に就寝。0:40頃と4:00頃にトイレに行った。頭痛もなく良好な目覚め、気分よく起きたそうだ。前回から3週間空けて、明日、関節注射を受ける予定だが、強い痛みも感じず、動きも、まずまずだと言う。
今日は、午前に理学療法、午後に作業療法があった。
理学療法では、ルーティンを熟し、電極を付けて屋外で歩行訓練をした。近くの直売所に寄り、午後のお菓子作りで使う卵を購入したそうだ。全般的に、気温の低下からか、身体が硬くなりがちで、歩行の際の腕振りが疎かになった。足運びは問題なかったらしい。
お昼ご飯は、奈津子の両親が差し入れたサンドイッチ。「退院までもう少し、よく頑張ったね」と言われたそうだ。奈津子は、毎週月曜日に、お昼ご飯の差し入れをしてくれたことに感謝し、お礼を伝えた。退院後、落ち着いたら会いに行くと約束したらしい。
食後に、30分間ほど仮眠した。
午後のリハビリ前に、お菓子の材料の計量をした後、湿布治療を受けた。
湿布治療で、当たり前に寝るのが、いつもの奈津子なのだが、今日は色々思い出して眠れなかったそうだ。「毎日欠かさずに来てくれた智則さんのお陰で、挫けなかったのかも」とか、そんなことを考えて、泣きそうになったらしい。「振り返るのはまだ早いぞ」と少し思う。
作業療法では、残った材料を使い切るために「ラズベリー&クランブル」「栗&チョコチップ」「ラム酒漬けしたイチジク」の3種類の「マフィン」を作った。
今日のリハビリが終わったあとにMRI検査を受けた。午前に主治医から「頭痛は季節性や肩こりからくる緊張性のものだと思うが、心配ならMRI検査をしようか」と言われ、念のためにお願いしていた。ちなみに転院後、初めての画像診断だ。検査結果の説明で、問題ないと言われた。「当面、頭痛にはロキソニンで対応して、水分補給に気を付けるように」とのことだった。奈津子も私も、ひとまず安心した。
退院とは、辞書によると「病人が治って病院から出ること」とある。奈津子は、もうすぐ退院するが、治ったからという訳ではない。保険制度上の上限日数に達した為の、退院になる。こうして医療保険が適用外になり、手厚く機能回復のケアを受けられない人たちは、俗に「リハビリ難民」と呼ばれる。40歳前後の若年者にもこうした「リハビリ難民」がいるそうだ。
いずれ帰る日常に、戻っていく「きっかけ」ではあるのかとは思う。
こうして期間を全うしたことについては、奈津子も私も悔いはない。思っていたより、機能回復できたと思う。ただ、少し考えるのが、現下のコロナ渦の影響で、リハビリが進まなかった日が、この150日間に含まれていることだ。サッカーの試合における、アディショナルタイムのように、この日数に加算してもいいのではないかと考えてしまうのだ。
奈津子の退院まで、あと4日。
残り物マフィンの作業工程
■マフィン生地作り
■「ラズベリー&クランブル」と「マロン&チョコチップ」のカップ
■「ラム酒漬けしたイチジク」のカップ
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リハビリ映像
奈津子の朝昼晩ご飯
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