130日目
- 筆者
- 2022年9月2日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年10月10日
私は6:10頃起床。寝坊してたら奈津子にLINEで起こして貰えた。昨夜は0:00頃就寝。
奈津子は6:00頃起床。昨夜は21:30頃に鎮痛剤を服用し就寝。1:00頃、トイレに起きた。3:30頃、ホットパックをもらったが、そのまま5:00頃まで起きていたらしい。追加の鎮痛剤を服用しないのが久しぶりで、奈津子としては嬉しかったらしい。
今日は、理学療法が午前のみ、言語聴覚が午後のみ、作業療法が午前と午後にあった。
理学療法では、昨日と同じようなメニューを熟した。階段昇降や自転車のペダリングは無かった。
作業療法では、「パンケーキ」の調理実習をした。3日前の火曜日にもパンケーキを作ったが、今日は右手を更に使うよう心掛けた。ゴミベラ、ハンドミキサーをだいたい右手で使うことができ、奈津子としては上々の出来だったようだ。レシピも少し見直し、「ふわっと、しゅわっとした感じを目指した」そうだ。試食してもらった病院スタッフにも好評だったらしい。
昼食を早めに取り、お菓子作りのくたびれ、だるさもあったので、40分間程度昼寝をした。昼寝後、湿布治療を受けた。
午後の作業療法では、まず肩と腕のマッサージを受けた。午前中の調理実習で「奈津子が頑張って右腕を使い過ぎたんじゃないか」と心配していた作業療法士も、マッサージをして強張り等が無いことを確認し、安心したと言う。その後、「痛み日記」のタイピング、リボン結びをした。タイピングは昨日に続き、調子よく出来たそうだ。
最後は言語聴覚の訓練だった。退院後に、運転する為の「技能」と「能力」の、能力のテストをした。運転する際の、判断や、状況の理解といったところの確認かと思われる。転院前の病院でも、一度テストしてもらっている。意外と難しく感じた問題もあったようだ。
一日、訓練を終えて、肩と腕の疲労感を覚えたそうだ。パンケーキ作りで頑張り過ぎたからかもしれない。今日の時点では、辛さや激しい痛みなどは無いが、少し心配しているそうだ。明日も好調にリハビリを進めてもらいたいところだ。
奈津子は、ここ2、3日間、「おぼろげながら、何か夢を見ているような気がする。」と言っていた。入院以降のことを尋ねると、奈津子は「それまで、ずっと夢を見ていない」という。
夢を見る理由は諸説あるらしい。通説によると、人間は普段の生活で起きた出来事や脳に蓄積したあらゆる情報を整理するために、夢を見ているそうだ。脳内に溜まった過去の記憶や直近の記憶が結びつき、睡眠時に処理され、ストーリーとなって映像化した。それが「夢」らしい。覚えている夢は、比較的眠りの浅い「レム睡眠」時に見ているという。最近の研究ではノンレム睡眠中にも夢を見ているのではないかと考えられているそうだ。また、覚えていないだけで、人間は一度の睡眠で数回のレム睡眠ごとに別々の夢を見ているとも言われている。
以前の奈津子は、よく私に、前夜に見た夢を聴かせてくれた。大概、奇想天外な話だったが、私には奈津子の夢の世界観が共通して感じられた。入院以降も実は、ただ覚えていないだけで、色々と奇想天外な夢を見ていたのかもしれない。
そう考えると、ここ2、3日の間に、奈津子の体調や心理面で大きな変化があったのかなと、少し思うのだ。
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リハビリ映像
自主トレ映像
奈津子の朝昼晩ご飯
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