119日目

2022年8月22日

私は6:20頃起床。昨夜は2:00頃就寝。一度、0:00頃寝かけたが寝つけなかったので起きだした。
奈津子は5:30頃起床。昨夜は21:30頃に就寝。22:30頃に鎮痛剤を服用。0:15頃、トイレに行った。2:30頃にホットパックをもらった。3:00頃に鎮痛剤を追加で服用。寝る前の状態が良かったので、就寝時に鎮痛剤を控えていたが、今日は服用して寝ることを考えているようだ。
今日は、理学療法、作業療法とも午前と午後に設定された。

朝は作業療法から開始。「痛み日記」のタイピングをした。次にコインを使った手の運動をしたが、今日は指を反らすのが調子よく出来たそうだ。ポポのことが好きな作業療法士から、ポポのマントを貰った。手作りしてくれたそうだ。マントを装着したポポを見た奈津子は、「かわいくて、かわいくて仕方がないです。とっても嬉しい。」とのこと。
理学療法では、5日ぶりに主に担当してもらっている理学療法士が診てくれた。出来上がった装具のセットアップの状況や、足の状態を診てもらった。靴を脱いで装具をつけた状態で、マット上で歩行し、その様子を見てフィット感の確認などもしてもらった。「特に問題ないね」と言われたそうだ。次に昨日と同じようなストレッチをした。最後に俯せで肩のマッサージを受けてから、自転車のペダリングをして午前中は終了した。今日は、毎分40回転で11分間漕いだらしい。
今日のお昼ご飯は、奈津子の両親からチラシ寿司を差し入れしてもらった。それを食べて45分間ほど仮眠したそうだ。
目が覚めた奈津子は、湿布の治療を受けた。そこで気持ち良くなり、また寝たらしい。
午後の理学療法では、肋木とストレッチポールを使った鍛錬や、バランスボールを使った訓練を行った。肋木を使う鍛錬は、体幹強化と足の筋肉や筋のストレッチを狙ったものらしい。それから、歩行訓練を兼ねて動画を撮ってもらった後、電極をつけて階段を含めた院内の歩行コースを歩いたそうだ。最後に肩のマッサージを受けた。
作業療法では、少しだけワイピングをしたらしい。腕に痛みが走るので、あまり伸ばすことが出来なかったようだ。ペットボトルのキャップの開閉や、おはじき、テープ剥がし等の指先の訓練をした後、昨日と同じようにビーチボールを使った訓練をした。最後に腕のマッサージを受けた。
奈津子の肩や腕の痛み。それは日々、場所や状況が少しずつ変化しているはず。でも奈津子はそれを簡単に言語化出来ないようだ。詳しく聞こうとするが、毎回、聞き出せないままだ。本人に負担をかけない範囲で、少しずつ聞こうと思っている。
「腕の自由自在な動きをつくりだす多機能な神経細胞群の発見」とか「脳内の神経回路のつなぎ換え機構の解明」といったネット上で探せる文献が最近、興味深い。たまに、そういったものに目を通しながら、今、奈津子の腕に何が起きているのか、想像している。