44日目
- 筆者
- 2022年6月8日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年10月2日
私は今朝4:30頃起床。今日もインシュリンの分泌を意識した血糖コントロールを心掛けたい。
奈津子は5:45ごろ起床。久しぶりに6:00過ぎに通話で話した。朝の表情としては悪くない。ただ、やはり隣のお婆さんの独り言に聞き耳を立ててしまったらしい。23:30頃トイレに起きてから2時間くらい眠れなかった。
奈津子は、これまでの人生、耳栓をしたことがない。もともとテレビの音とか聴こえてても構わずグーグー寝るし、あまり目を覚まさない。「耳栓して寝てみたら」と私が言うと、奈津子も試してみると言っていた。私はよくあるスポンジ状の耳栓を購入して差し入れた。耳栓効果で熟睡できたらいい。じゃないと、お婆さんの言い分を全部聞いてしまうことになる。
私自身、入院生活でこういった独り言を聞いたことはない。大部屋で隣のお爺さんのいびきがうるさくて寝つきが悪くなるとか、誰かが急変してカーテン越しに灯が点いてひそひそ声が聴こえたり、そういった記憶はある。
私は、以前勤めていた頃、総務部門で働いていた時期がある。広聴を担当する部署は他にあったが、私のいた席にやたらと色々な電話がかかって来ていた。「離岸流で人が流されている」というお爺さんには、それは海保とか消防のほうがいいですねと案内し、「三位一体の改革の三位はなんですか」というおじいさんには、それを説明したりした。
20:00とか21:00とか比較的深い時間に残業していた時、「飲みたくない薬を飲まされている。この病院にいるのが怖い」という男性の入院患者からの電話を受けたことがある。その電話は医療を担当している部署につないだ。

帳が下り、独りになる時間帯、人は自らを見つめることがある。見たくない自分とか現実を受け入れたくない場合もある。そういった心理が度を超すと、人はおかしくなるのかもしれない。
いずれにしても、奈津子がこのお婆さんの話を聞いても、解決してあげられる訳でも、分かり合える訳でもない。多分それには意味がなくて、悪い影響を受けるだけ。三夜連続で聞いてはいけない。「寝始める直前に耳栓するんだよ」と私は奈津子に釘をさしておいた。
今日はたくさん歩いたと奈津子は言っていた。いつもの歩行訓練や階段昇降、あと麻痺側の右足の膝周りを鍛えるための運動もしたらしい。右足を階段の2段目に置いたまま、左足を1段目から3段目に上げたり、また1段目に戻したりする運動だったそうだ。
今日は入浴出来たが、13:00から入浴し14:00から歩行訓練だったため慌ただしい入浴だった。最近平日の入浴は、このパターンが多いような気がする。午前中とかに調整できないものか。
奈津子の夕方の顔は、今日は今一つ。疲れと寝不足が原因のような気もする。今夜こそ熟睡してほしい。
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奈津子の朝昼晩ご飯
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