38日目
私は5:25頃起床。昨夜は0:00頃に寝た。23:00には誘眠剤を服用し横になっていたが1時間経っても寝れなかった。追加でもう一錠誘眠剤を飲んでやっと寝付くことが出来た。こうして追加で飲むのは数か月ぶりだと思う。前回追加で飲んだのがいつかよく覚えていない。
奈津子は、6:50頃起床。通話してきたが既に私は朝のデリバリーに出かけていたので通話に出ることが出来なかった。昨夜、私は奈津子用のごはんを4合炊いたが、炊き立ての状態で冷凍することを失念していた。朝になって気づき少しへこむ。
奈津子は、昨夜21:00頃に寝て23:00頃に起きて4時間ほど寝付けなかったらしい。2つ隣の部屋の患者が急変し、暫く立て込んでいたのを、奈津子は気になり聞き耳を立てていたという。その患者は結局ICUに搬送されたらしい。「そういう時はイヤホンで何か聴くとかして、聞かないようにしないとダメだよ」「そうかぁ」と私は奈津子に少し注意した。それを聞いていても、あまり良いことはないのを私は知っている。
時間的には6時間ほど寝てはいるが、睡眠不足かもしれない。奈津子は朝食後も寝起きのような眠たい顔をしていた。昨日のリハビリで疲労しているのか右足が痛く怠いらしい。あの競歩のような歩行訓練は、奈津子にはかなり厳しいのだろう。以前の奈津子はそれほど歩くのが速いほうではなかったし、瞬発力も持久力も女性の標準に劣るものだったと思う。
夕方の顔は、ここ5日間くらいでは一番いいかもしれないが、やはり気になるところは同じだ。
何気ない表情はだいぶ違和感がなくなっている。夕方の顔は暫く大きな変化がない可能性もある。ただ、朝の顔はだんだん良くなっているので、良い方向への変化に期待したい。
奈津子は、今日病棟で過ごす時に使う装具を与えられたらしい。通話越しに実物を見せてもらったが、何やらスペーサーのようなものがテープで貼り付けてある。一つはつま先を高くするように足先に厚みを持たせ取り付けてある。もう一つはふくらはぎ付近の調整、多分奈津子の足が細いのでそれを保持するために厚みを持たせている。トイレに行ったり、病棟内を自主的に歩くときに使う装具なのだが「つま先は上がるけど、これじゃあ装具のトーが結局廊下に引っ掛かるのでは？ てか、より引っ掛かりやすいのでは」と素人の私は思う。立体的な足形を作ってFRPでフレームを製作し、それを本革で覆いバックルを装着すれば装具ができそうなんだが、しばらく静観すべきか。
奈津子は今日もリハビリを受けたが、どうやら前日までの疲れが体に溜まっているということで、回復メインの施術・訓練だったようだ。例えば、歩行訓練をしたときに麻痺をしている右手に無用な力みが発生して凝り固まったり、そういった肉体的な固着・緊張状態をなるべく緩和するものらしい。
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7:55  | 10:33  | 12:55  | 13:00  | 16:47  | 16:51  | 21:20  |
リハビリ映像
奈津子の朝昼晩ご飯
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