29日目
- 筆者
- 2022年5月24日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年10月2日
私は朝4:30頃起床。昨夜は23:00頃に寝た。
奈津子は、6:30頃起床。今日は看護師に起こされて起きたらしい。前日の疲れがあったのか良く寝たそうだ。2時ごろ一度トイレに行って30分程度寝付けなかった。
朝食後の奈津子の顔の確認。正直なところ、だんだん私自身の評価軸が曖昧になってきている。1、2週間前と比べると確実に左の瞼の腫れは確認できなくなっている。一重だったのが本来の二重になっている。
評価としては、左口角はやっぱり上がっている。アイライン下がり気味。眉がおでこの左上方向に引っ張られている。左の表情筋全体が少し張っている。
18:30頃、再び左顔のチェック。眉が少し下がるが、右に比べると高い。アイラインは上がっており、上端は左右差なし。瞳の形大きさは左右比較すると違うが、目頭、目じりを結ぶラインが同じ高さ。左目周辺が右目に比べ少し腫れている。左口角は変わらず上がっている。
目はだいたい良いけど、口角が今日はあまり変わらない。私の全体評価は80点くらいか。
今日は作業療法の一環で、奈津子はリハビリ室のかたとイチゴ大福を作った。材料・道具は前日までに奈津子の指示通り揃え差し入れていた。おいしく出来たようで、奈津子も嬉しそうだった。私も昼のデリバリー時、一つ貰った。
今日、久しぶりにMRI。奈津子は検査中、寝てしまったそうだ。
私は午前中の買い物で手ごろな粗挽肉を購入。久しぶりにハンバーグを作り奈津子の夕食に出した。
朝の顔の左右差をもたらしているのは右脳優位によるものではないのかというという仮説のまとめに入る。
まず、リハビリのある日に、毎日左の顔に起きる現象を確認し、その変化量とタイミングから、リハビリに関係する右半身を支配する神経回路全体の情報伝達量の変動と因果関係があると考えた。
また、麻痺側の反対側で起きるこの現象は、両脳の優位性判定を基軸にするしか説明が付かないのではないかと考えた。
長々と仮説周辺を考察をし、大まかな機序はこれでいいかと考えている。
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インターフェース「グループA」「グループA’」の活性の比較した結果、グループAが高い場合は左脳優位。グループA’が高い場合は右脳優位となる。この優位判定は脳幹が反射として行い、反対側の筋電位、血流などを上昇させる。
グループAに接続する神経回路は、夜間、マイナスのシナプス可塑性によりその活性を低下させ、右脳優位を高める。その結果、左半身の筋電位、血流などを上昇させ、左顔の歪み、瞼の腫れを引き起こす。
日中、リハビリが進むことで、グループAに接続する神経回路は、プラスのシナプス可塑性によりその活性を上昇させる。その結果、グループAとグループA’の優位性は均衡に近づく。また左右両側の筋電位、血流などが均衡に近づくことで、左顔の歪み、瞼の腫れが解消される。
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今日のMRIの結果を踏まえ、明日、奈津子と私にそれぞれ主治医から病状説明があるらしい。仮説の答え合わせの結果やいかに。
![]() | 歩行器を使って、自室に戻る奈津子。 | ![]() | 作業訓練で作ったイチゴ大福のお裾分け。自宅で一口かじって、写真を撮っていないことに気が付いた。 | ![]() | ![]() | |
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奈津子の朝昼晩ご飯
また、朝ヨーグルトをつけるのを忘れている。
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