23日目
私は4:00過ぎに起床。昨夜は21:30頃に就寝した。ここ最近の中では良く寝たほうだ。血圧を計測すると119‐85だった。下が少し高いか。年齢は50。加齢により血管のしなやかさが低下していく頃なのかもしれない。しばらく血圧を毎朝計ることにする。あとは睡眠と食事。なるべく早く寝るように心掛け、朝は野菜生活と固形のカロリーメイト200kcal分食べることにする。奈津子の食事デリバリーを開始する前にカロリーが摂取出来そうな物をいろいろ揃えたが、カロリーメイトが結局食べられずにそのまま残っている。ちなみにゼリーのカロリーメイトは本人曰く「まずいけどカロリーが高いから飲む」とのことで消費してもらえた。
午前中、私は銀行に行き、私の定期預金を一部崩して100万円ほど普通口座に移した。入院費用は生命保険で十分賄えるが、請求、入金が退院後なのでそれまでこれで支払いをすることにした。途中でも保険金がもらえるのだが、その都度診断書などの文書料が必要になる。細かく計算してないが5千円程度の文書料と手間暇、それと定期預金の金利を比べ、トータルで考えると定期預金を使って払ってしまい、後でまとめて請求するほうが良さそうだと考えたからだ。また、病院への支払いは奈津子のカード決済にすることでポイントを稼ぐことにした。
お昼ご飯のデリバリーで、11:50頃病棟に到着。差入れに対応して貰った看護師によると、まだ午前のリハビリから奈津子が帰っていないとのことだった。奈津子が病棟に帰ってくるのを待合の椅子に座って待つことにした。しばらくすると奈津子は療法士に連れられ、歩行器に「ポポちゃん」を乗せて帰ってきた。私が手を振り声をかけると奈津子は「リハビリ頑張ってきました」と嬉しそうに手を振り答えてくれた。私は椅子に座ったまま見送り、奈津子の足を観察した。奈津子から前日、リハビリ室に通うときは装具を付けずに行くが、捻った様な感じになっていて、癖にならないか心配していると聞いていた。確かに右足がかなり内股気味で親指から着地するような歩き方をしていた。昨日主治医からも指摘されていたようだ。今のところ本人がイメージしたとおりのモーションが再現できないのだろう。
昼食デリバリー後、家に帰りキッチンを掃除しているとき、奈津子のお昼ご飯の生春巻きにいつものドレッシングをかけ忘れていたことに気づく。中に生ハムが入っているので若干塩気があり、奈津子は何とか食べられたと言っていた。「ごめんよ奈津子」と思う。
午後のリハビリでマッサージをしてもらい「足の捻ったような様な感じ」がかなり改善されたと奈津子が言っていた。たぶん運動療法と合わせた成果だろうが、新たに神経回路が開通し、右足首付近の姿勢制御に使える筋肉が増えたということなのか。良い知らせである。
私の夕食はまたラーメン。帰ってから残り物の野菜を食べ、ビール1本を飲んだ。昨日の夕食は、Amazonで最近調達した、弁当箱サイズの炊飯器を使って、下段米0.5合、上段ほうれん草と缶詰のチキンカレーを入れて調理してみた。無洗米を使い、水加減は説明書どおりに入れたが、若干お粥のようなテイストに炊きあがった。まずいが食べられるので全部食べた。奈津子が食べないタイプのご飯だ。水分量と炊飯時間をいろいろ試し、まともにお米が炊けるようになったら、奈津子のお昼ご飯に使いたいと考えている。もちろん奈津子が個室内を安定的に歩行出来るようになってからだ。
日中、奈津子は左瞼の腫れについて、主治医からその理由を説明して貰ったそうだ。奈津子は聞いたけど全然わからなかったと言っていた。今度私が聞けばいいかと思った。奈津子に「答え合わせをしてね」と言われた。聞く前からまったく違う説明を受けるような気がしてならないが、答え合わせをしてみたいと思う。
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