8日目 GW後半へ
昼頃から発熱。
発熱が毎日続いているわけではなく、2日に1度とかそんな頻度で訪れているような気がする。脳で何が起こっているのか。想像するしかないが、今まで活動していた脳神経細胞がいなくなったわけで、そことの電気的なやり取りができなくなったことで、関連する健常な脳神経細胞や、神経中枢が普段しない仕事をしているからなのか。
リハビリをしているのも、脳への逆入力している様なものかもしれないし、脳に負担をかけているのだろう。
もっとも、この負担が熱や痛みに繋がるものかどうか私は知らないが、まったく関係が無いわけではないのだろう。
主治医が勤務している日、午後の差し入れの時に声をかけられた。奈津子の右手の動きが多少改善していて、麻痺の悪化が止まったと思われるということだった。具体的に理解できていないが、いま話を聞いたところで予後に関係はないので、素直に聞いた。このまま落ち着いてくれればと願うだけだ。
この日の朝から、朝食、昼食を差し入れさせてもらった。3食ともおにぎりとフルーツを完食した。野菜は一部残った。内容はともかく以前の奈津子の最低限近くまで食事量が戻ったと言える。米、鶏肉、アサリ、人参、ごぼう、マイタケ、生姜、ブロッコリー、スナックエンドウ、リンゴ、バナナ、病院のヨーグルト、ジュース。一番良かったのは朝ここまでゼリーだけの日がほとんどだったがご飯を口にしたことだ。明日も食べられたらいい。
奈津子は静脈への穿刺が難しい人らしい。何度も打ち直しするそうだ。高齢者や子供はそういった傾向があると思うが、奈津子の場合、腕が細いからか、いま血圧が低めだからなのか。左手に針を刺されて、スマホの操作をすると痛いと言っていた。
1週間が経過した。奈津子に「大変な1週間だったね。」と言うと、「本当に大変だった。早くお家に帰りたい。」と言っていた。
静脈穿刺のコツ
今日は比較的顔色がいいが、表情はだるそうで疲れている様子。やはり、会話中のあくびが多い。一番気になったのは目に力が入っていないことだ。 午前中熱が出ていた。 やることがなくてつまらない。そう言っていた。スマホの操作は疲れてしまうので、動画やニュースサイトを見たりするのも億劫...
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